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発熱、のどの痛み、頭痛、咳、下痢、腹痛などの症状や、生活習慣関連としての高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、高脂血症、肥満等のほか、インフルエンザ、肺炎、貧血、喘息、肺気腫、不整脈、など内科一般の診察を行います。
当HPの“お子様の診察について”に風邪という病気の正しい概念の一部を説明いたしました。そこでこの項は“いわゆる”風邪としてご説明いたしますが、咳の患者さんに気管支炎ですねというと「風邪じゃないんですか」と言われることがあります。間違っていませんが、風邪という病名は胃がんを胃の病気と言っているのと同じで、非常に大雑把な病名です。
のどの痛みで注意が必要なのは溶連菌感染でしょう。ちゃんと治療しないと将来的に慢性腎炎から腎不全・人工透析となる場合があり、腎臓内科の先生からは「見逃さないでほしい」といわれています。
咳は風邪ですとCMされていますので、ほとんどの咳の患者さんは「風邪をひきました」と受診されますが、咳にはいろいろな病気があります。日に日に悪くなる強いせき込みは百日咳に注意。乳幼児への感染では死亡率0.5%と言われており大変危険な咳です。長引く咳には肺がん、肺結核を否定しなくてはなりませんし、アレルギーが原因の場合もあります。
おなかの風邪…。これについては“お子様の診察について”をお読みください。
市販の風邪薬…。「飲めば早く治せる」とCMしていますので多くのかたは「風邪を治す薬」と思われていますが、CMの最後に小さくチラリと出ていますが「諸症状を緩和させる薬」です。
一般の方ばかりか医者も誤解しているインフルエンザ。頭痛、咽頭痛、咳が出て38℃以上の高熱や筋肉痛などの全身症状が急に強く現れますと言われていますが、全経過で37℃前半、ちょっとダルイだけ、ほかに症状なし!の患者さんは決して珍しくありません。つまり、症状でインフルかそうでないかを判断できないということで、検査しなければ診断できません。
基本的に5~7日でインフルエンザの薬など用いずとも自然に治ります。ゆえにタミフルの開発元のロシュ社があるスイスではインフルエンザと診断されインフルエンザ薬を希望される患者さんは約25%といわれています。日本が異常なインフルエンザの薬の使い方をしており、タミフルは世界生産量の1/3を日本が消費しています。でも自然に治るとわかっていても早く楽になりたいから薬、欲しいですよね。
予防法ですが、マスクはインフルエンザをもらわないという予防には無効。科学的に証明されています。米国でマスクしているのはマイケルジャクソンだけとニューヨーカーの患者さんにいわれました。うがいは20分に一回しているなら有効。手洗いが最も有効。世界的に常識です。
うつさないための予防法です。インフルエンザ検査って鼻をンガッしますよね。鼻水にウイルスがいるからンガッするんです。しかも口腔内よりもウイルス量が多く陽性率が高いから鼻ンガッなのです。つまりうつさないための予防はあなたの「鼻水に注意!」です。
水圧をかけて使うゴムホースとそういう使い方をしていないゴムホースと、どちらが長持ちするでしょうか?
水圧をかけない方ですよね。血管も同じです。血管は全身に廻らされていますから、高血圧の持続は全身性に病気を起こします。心臓では狭心症、心筋梗塞。腎臓では腎不全から人工透析。脳梗塞、脳出血。状態によってはその後の生活に支障が残ってしまうことがあります。
治療法の幹となるものは生活習慣の改善で、減塩、禁煙など…。医者も「塩分控えてね」でおしまい。現在WHOが勧めるNa摂取量5g/日に対し日本人のそれは10g以上/日です。行列ができるラーメン屋もしょっぱい!
日本人は塩味と醤油の味で食べ物を食べています。刺身に醤油べちょべちょしているような“醤油味のなま魚”を食べている人は、「塩分控えてね」と指導され頑張っても、醤油を減らした“なま魚”には満足できません。食事がつまらなくなり、結果、減塩は長続きしません。そこで発想の転換を…。食材の味を認識してみましょう。素材の味を楽しもう、と意識して食べると「こんな味だったのか」と発見があるはずです。発見後にいつも通りに醤油を利かせると…食材が美味しくなくなってしまいます。しかるに醤油がどんどん減っていき、薄味に慣れていく…、という作戦はいかがでしょう。
動脈硬化の原因となります。しかし同じ脂質でもコレステロールと中性脂肪は異なる物質ですから基本的に注意点も異なります。
最近、スーパーで低コレルテロールをうたった食品はほとんどありません。2015年4月に米国の厚生省は「食事中のコレステロールは血中コレステロールに影響を与える因子ではない」と発表してからです。当たり前です。なぜなら総コレステロールの4/5は肝臓で合成されているからです。悪玉のLDLコレステロールはほぼ100%肝臓で合成されていると言われています。
ではコレステロールが高い人はどうするか? 薬の内服です。肝臓でのコレステロールの合成をブロックしますので確実にさがります。少なくともトクホ食品を毎日摂取するより安くて確実です。
さて皆さん、体重が「1キロ増えた減った」と一喜一憂されていると思いますが「何が増えた減った」のでしょうか?
中性脂肪です。受診すると中性脂肪って言う“脂肪”がついているから「脂物控えてね」と言われるからそれだけが注意点のようですが、体内では余分なエネルギー(カロリー)は中性脂肪に変換されます。つまり、パッサパサのおかずであってもご飯を過剰に食べれば中性脂肪は増えます。ですから治療は「体重をおとす努力をしてください」です。そのなかに「脂物控えてね」があるのです。
血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなる病気です。血糖値が400~500mg/dl以上の異常事態にならない限りは無症状です。無症状のまま合併症(目、腎臓、神経)が潜在性に進行していきます。また心血管系の病気へのブースターにもなります。
人体は多くの細胞から成り立っていますが、この細胞が正常に働く為のエネルギー源がブドウ糖です。膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが、血液中のブドウ糖を細胞の中に取り入れる役割を果たしています。つまり、血糖値が高くなる原因は、インスリンが分泌されていないか、分泌されても働きが抑え込まれているかのいずれかです。
治療では、前者の場合はインスリン自己注射が必要になることがあります。もちろん内服薬もあります。後者の原因は肥満、脂肪細胞にたっぷり脂肪が蓄えられていることが大きな原因です。体重を適正に保つだけで血糖値は正常化します。
各種予防接種を行っております。乳幼児から大人まで接種できますのでお電話にてお問い合わせください。
受験・入学・入園・就職や海外留学・海外出張に際する健康診断や診断書作成などを受け付けております。
また、定期健診、健康診断、人間ドックなどの結果に関するご相談も承っております。結果はあるけれども、これからどうすれば良いか分からない、病気に関する素朴な疑問などについても、ご相談いただければお答えしたいと思います。
入社時健診(雇入れ時の健康診断)を行っております。
企業様の新規・中途採用時や、個人様の「就職」や「転職」の際など、急な健康診断が必要な場合はぜひお問い合わせください。
定期健診は、1年に1回定期的に行わなければならないと労働安全衛生法で義務付けられた健康診断です。なお50人以上労働者を使用する事業者は、その結果を所轄労働基準監督署に報告しなければなりません。